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縁を強く結び 絆が生まれる名刺入れ 縁結び

●企画塾での運命的な出会い
中学6年、高校21年の計27年 間教員として勤務してきましたが、学習塾・不登校支援で独立できないかと退職を決意。何か起用へのヒントがないかと参加していた企画塾が、この名刺入れが生まれる大きなきっかけとなりました。

自分が工業高校教員と自己紹介したところ、「これ(木製の名刺入れ)を金属化できませんか?」という声をかけられました。
自分が元工業高校機械科の教員と自己紹介したところ、「これ(木製の名刺入れ)を金属化できませんか?」という声をかけられました。

その声をかけてくださった方は、某製造メーカーで11万台のヒットとなった商品を手がけたデザイナーのDaiさんという超有名デザイナーさんだったのです。
Daiさんは、扉のデザインからマグネットによる開閉機構が閃き、それを名刺入れにできないか?と考えていたそうです。

私は斬新なデザインに魅せられて、すぐに金属化に取り組みました。



●デザインをカタチにするスゴ技とのご縁のおかげで・・・。
木製でシート張りだった見本から金属化するために、最初は勤務していた工業高校の同僚の柳瀬先生と機構について考え、設計・開発にあたりました。
第1の試作品はできましたが、もっと小型化したいと考え、フライスの資格取得でお世話になっている内崎隆幸さんに相談しました。
内崎さんは、キョーユー株式会社にて、航空、医療、半導体などミクロン単位を要求される部品をフライス盤で加工していますが、優れた技能で業界の振興に尽くした人を顕彰する2013年度の厚生労働大臣表彰「現代の名工」に選ばれ、かつ仕事の傍ら、県内の工業高を巡り後進の指導に も力を注いでいらっしゃいます。


内崎さんから、次のようなメッセージをいただきました。

私自身も東日本大震災を機に、生まれ育った宮城に対してものづくりの力で何かお役に立ちたいという思いがあって2012年に転身しております。まさにその思いをかなえるこの取り組みだと感じております。


このように内崎さんにも、この開閉機構と被災地支援というコンセプトに賛同いただき快く引き受けていただきました。小型化と軽量化、特に開閉機構をスムーズに開くための穴加工とシャフトとの組み合わせについてアイデアを出していただき、何度も試行錯誤を繰り返し、実現していただきました。

そして、出来上がった試作品を、デザイナーのDaiさんに持っていき、アドバイス・感想をもらって、ギリギリの軽量化、小寸法化した製品が出来上がりました。
また、Daiさんにも被災地復興というコンセプトに賛同いただき、特許申請をこちらで出させていただきました。


Daiさんからも、次のようなメッセージをいただきました。
私の思いついたアイデアをカタチにしてもらえて、デザイナー冥利に尽きます。しかもそれが、少しでも被災地の復興支援に役立てていただけるのなら、これ以上嬉しいことはありません。ぜひ多くの方の手に取っていただければ幸いです。



●くすぶっていた復興支援の想い

東日本大震災で被災し、自分が一番力になれる復興支援は、目の前の生徒に対して一生懸命に授業や担当いていた進路指導をしっかりやることだと頭では理解し 自分なりにベストを尽くしていたした。

しかし、地元高校生と東海大学で、震災後の自然環境の復興状況の調査研究を継続的に取り組む中で、もっと直接的で自分らしい復興支援ができないか?という想いが日増しに強くなってきました。
・学習塾での沿岸部の支援
・カウンセラーとしての不登校の支援
・進路指導の経験を生かしたキャリアカウンセリング
・何らかの被災地への人的支援
これらを実現するには、公務員の殻を破らなければできないと決意し、思い切って退職しました。
そして企業のヒントを求めて企画塾へ参加したというわけです。



●定時制高校の現状

最後の勤務となった定時制工業高校のような定時制高校は、ほとんど生徒が不登校を経験しており、「自分に自信がてない」 と感じている生徒が多いのが現状です。
そんな生徒たちに「なんとか自分に自信を持てるきっかけを作れないだろうか・・・」という思いをずっと抱いていました。


●被災した高校生に組み立ててもらえば・・・。

一方で、不登校の生徒がアルバイトを始め、自分で稼ぐことで自信を持つことができ、皆勤賞で高校を卒業するシーンを何度も見てきました。
現在開発している名刺入れを、被災した高校生に組み立ててもらい、その対価としてアルバイト料を支払うことで、自分で稼ぐ自信を持つことができ、かつ少しでも経済的な支援につながるのではないか・・・。
また、収益の一部を教育委員会やボランティア団体にも寄付できればと考えています。

これこそ、自分ができる、自分らしい復興支援!と感じています。

そして、今後は、日本伝統工芸とのコラボによるブランド展開や、独特な開閉機構を活かした様々なボックスへの応用、地元企業とのデザインのマッチングや、高校生・専門学校生・大学生にデザインの募集なども実施できたらと考えております。


●人と人との絆が生まれるきっかけに!

この名刺入れを使うことで、話題づくり、仕事のきっかけづくり、そして、出会いの輪をひろげて欲しいです。
あわせて、ご購入いただいたことが、被災地の復興支援・高校生支援につながっていることも感じていただければ幸いです。

まさに震災後に多くの方が感じた「絆」がこの名刺入れを通して生まれていくことを実感していただければ、こんなに嬉しいことはありません。


<佐藤勇喜プロフィール>

一般社団法人DesignProduct 代表理事
石巻市出身、実家は震災の津波により解体。
仙台市・宮城県で教員27年後、東日本大震災を機に独立。
震災後には、大学と地元高校生による震災後の自然環境復元の環境再生モニタリングの調査研究に協力。気仙沼から名取閖上までの地域のコーディネートをなう。
現在は、自動車整備大学校非常勤講師、宮城教育大学非常勤講師(金属加工演習)、技能講習講師を勤めながら、仙台市でロボット教室3教室展開中。
特に、「絆が生まれる名刺入れ 縁結び」により、被災地の高校生へのものづくりを通して、自分らしい被災地復興支援活動を開始している。

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